パチンコボタンバイブ評論家という生き方

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日常生活の中でボタンをバイブさせようと思ったことはあるだろうか?

当然のことながら発想力の乏しい私はそんな領域まで考え及ぶことはなかった。

しかし昨今では当たり前のようにボタンバイブを搭載した機種がホールに溢れている。

ボタンバイブ…、それは激アツを知らせる筐体の魂の鼓動。

私が初めてボタンバイブを経験したのは確か北斗の拳剛掌だったのではないかと思う。

微かに震える今では考えられないような控えめなバイブでも当時は新鮮に感じた。

まさかボタンを震わせるとは夢にも思うまい。

その悪魔の発想に脱帽するとともに、もうボタンバイブでしか肩の凝りをほぐすことができなくなった私の体は今日もあの祝福の鼓動を求めている。

今回はそんなボタンバイブ評論家(バイバー)としても名高い私の想いを込めた記事である。

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ボタンバイブの存在意義

 

ボタンバイブとは大当たり、もしくは激アツを知らせる今では最も重要と言っても良いギミックである。

最近ではスマートフォンの普及によりゲームや動画を見ながらプレイする方も多い。

イヤホンすらつけてもはやハンドルに手を添えているだけで何をしにパチ屋に来たかわからない方もよく見かける。

ところがボタンバイブを搭載した機種であれば手に直接注目の瞬間を知らせてくれるので、そんな「ながら遊戯」中の方でも激アツの気配を察知することができる。

気づけば当たっていたなんていう事態もこれで避けることができるだろう。

しかしボタンバイブの存在意義はそんな便利機能的なものではない。

パチンコの目的は大当たりを引き当てること。

冒頭でも述べたがその大当たり、あるいは大当たりの気配を打ち手に強烈に知らせてくれるものがボタンバイブである。

今、CRAKB48薔薇の儀式を打てば面白いは面白いが少しもの足りなく感じるだろう。

そう。

大当たり時や変動開始時に手が求めているのだ。

祝福の鼓動を。

大当たりの安堵を、激アツの興奮を打ち手に与えてくれるためにボタンバイブというギミックはこの世に誕生したのだ。

バイブがなければ大当たりではない。

時代はもうその領域まで到達している。

だがAKBのエアバイブは時代の向こう側にいっちゃってる。

最高である。

ボタンバイブを安売りしないで

 

調べてみると初めてバイブが搭載された機種は2001年の「CR必殺仕事人Z3」(京楽)とのこと。

世代ではないので打ったことはないが、どうやらハンドルにバイブ機能がついていて人気を博したらしい。

初めてボタンにバイブ機能をつけたのはサミーの北斗の拳とのこと。

両メーカーとも業界を牽引する大手で新しい機能をどんどん取り入れる姿勢は非常に素晴らしい。

しかし最近では震わせればいいんやろ?と言わんばかりのバイブの安売りがどのメーカーも目立つ。

我々パチンカスは何も手の凝りをほぐすためにパチンコ屋に通っているのではない。

大当たりをひくために通っているのだ。

その至高の瞬間を知らせるためのボタンバイブを擬似2らへんでもはや当たるはずがないことを悟ってしまうくらいしょぼい変動で使うなど言語道断だ。

当サイトではできるだけ公平性を保ちたいと考えているので具体的な機種名を出して批判はしないが、かわいいキャラクターが発狂するyouが名曲過ぎる機種の変動開始時ボタンバイブなんてもはや当たった試しがない。

最近の慶次も強烈なバイブの割りに信頼度が低い。

もはや具体的固有名詞をうっかり出してしまうくらい信頼度が低い。

信頼度が伴ってこそ震える手もあれ、なのである。

至高のボタンバイブランキング

ここでボタンバイブ評論家として名高い私が選んだランキングを発表したいと思う。

先に述べたように信頼度も高く、そして大当たり時の幸福度をマックスまで高めてくれる強烈なバイブを搭載した機種達だ。

もうホールに置いていない機種もあるが、ゲーセンなどで見つけた時は是非ともその至高のバイブを経験するまで打って頂きたい。

1位 CR真花の慶次

 

先述の通り最近の慶次の強烈なガセボタンバイブには辟易してしまうが、初代真花の慶次の天運ボタンは至高のボタンバイブであると言わざるを得ない。

なんと言ってもあのどでかいボタンは見た目からして強烈なインパクトがある。

そしてその見た目以上に力強く振動して打ち手を祝福してくれる。

変動開始時のバイブは若干信頼度が低いとうのが非常に惜しい点だが、えいえいおー!やキセル予告に合わせて震えてくれるのも非常に良い。

この筐体の機種は様々あるが、やはりあの強烈な見た目と振動、そして慶次というコンテンツの組み合わせが至高であることは言うまでもあるまい。

同じ理由でCR義風堂々も非常によかった。

天運ボタンの見た目、押し心地、そしてバイブの強さも相まってボタンバイブ審査委員会満場一致で1位での選出となった。

惜しむらくはマイホの真花の慶次のボタンは壊れていてバイブしないことだ。

あとミニ液晶が常に画面中央に止まっていることだ。

2位 CRF戦記絶唱シンフォギア

なんと言ってもシンフォギアのボタンバイブは信頼度が非常に高い。

体感で7割以上の信頼度がある。

そして手の芯から震わせてくれるような感触も非常に趣深い。

シンフォのバイブに肩を当てたら間違いなく凝りが一瞬で治る。

リーチ外れ1秒後にブッブッブと震えて復活する演出も至高の瞬間だ。

たまにバイブなしで復活することもあるのがこれまた憎い。

3位 パチスロアラジンAⅡ

 

普段はパチンコがメインだが、スロットのこいつはどハマりしてよく打った。

この筐体のボタンバイブは奥の方でモーターの力強さを感じるような仕上がりとなっており、非常に素晴らしい。

スーパーアラジンチャンス中のボタンプッシュ成功時のバイブは爪が剥がれるまで感じていたいものだ。

アラジンの他にも化物語やコードギアスなど、とにかく爪が剥がれるまで感じていたい。

おまけ

 

上記3機種のボタンバイブには若干劣るが、最近のPモモキュンソードのボタンバイブは非常に評価できる。

あの滑らかな震え心地は今までの機種にはなく、乾いた手が潤うような感覚を与えてくれる。

審査委員会で高評価を得たボタンバイブに加えて、スペックも流行りの一種二種混合と遊タイムを取り入れており今までのST機より遥かに完成度は高まっている。

今後の続編に大いに期待したい。

シンフォギア2は腕がふっとぶかと思うくらいに強烈なバイブは良いが、信頼度が若干落ちたのが残念。

おそらく続編は出るであろうが、叶うものならば初代を超える信頼度を実現させて欲しい。

最近の京楽系は地震かと思うからやめて欲しい。

ボタンバイブ評論家という職業

ボタンを震わせればそれでいいというわけでは決してない。

バイブが必要な機械1位はマッサージ機(そもそも震わせるための機械だから)、3位は携帯電話(受信に気付きやすいから)、そして携帯電話を抑えて2位に食い込むのがパチンコである。

それくらいパチンコにとってバイブはかかせないものなのである。

我々ボタンバイブ評論家はボタンバイブの保護を目的としており、日々の活動を通して信頼度の高さや震え心地の重要性をメーカーや世間に啓蒙したり、ホールに壊れたボタンがないかをチェックしたりと多忙な毎日を送っている。

もちろん勝手にやってるだけなので報酬もない。

しかし目が回るようなその忙しさも、打ち手の「ボタンバイブが来た瞬間にドヤっていい」という権利を守るためのものと思えば苦に思うことはない。

これからもパチンコがこの世に存在する限りボタンバイブ評論家の活動は終わらない。

ひょっとするとパチンコがきれいさっぱり無くなったとしても…。

だが我々の活動が打ち手のドヤ顔を守っていると思えば私は嬉しさで身が震えるのだ。


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