キャンプはすごくいいです。
身も心も癒されてまた明日からも頑張ろうという気持ちを強く思い起こさせてくれます。
キャンプとは自然を愛で、人を愛で、そして己を愛でるための時間だと僕は思っています。
ルールとマナーを守って尚且つ最大限に楽しむことが重要です。
今回は僕が大切にしている「キャンプの心構え」を紹介したいと思います。
キャンプの楽しみ方と言ってもいいかもしれません。
僕の初めてのキャンプは雪が降りしきる雪中キャンプでした。
興味のあったキャンプへ行けるという期待と雪に囲まれ極寒の状況で無事に明日を迎えられるのかという不安も少し抱いていました。
しかしその不安はどこへやら、焚き火と料理と酒を存分に堪能して何事もなく朝を迎えることができ、初めてのキャンプは大満足で終えることができました。
これはキャンプを教えて頂いた師匠のおかげですが、自分で下調べをしてしっかりと事前準備を怠らなかったことも功を奏しました。
その初キャンプ以来、僕は超上級者キャンパーを自称してグループやソロキャンを満喫してきました。
今ではやまね超銀河キャンプ団というキャンプサークルを立ち上げるほどの躍進を遂げています。
※メンバー4人(内幽霊団員2人)
このように心構えひとつで上級者になることができます。
特にこれからキャンプを始める初心者の方には今から紹介する心構えをしっかりと習得して頂いて大いにキャンプを楽しんで頂きたいと思います。
キャンプの心構え①準備は入念に
キャンプを最大限楽しむための心構えのひとつ目は準備についてです。
どうしてもキャンプに行くとなると浮つきがちになりますが、準備を怠ると当日予期せぬ事態に陥ってしまうこともあります。
最悪の場合、命の危険に繋がったりテンションがだだ下がってしまったりする可能性があるのでキャンプに行く前には入念に下調べをして準備をしましょう。
僕が事前に必ずチェックする点を下にまとめました。
・キャンプ場の場所
・キャンプ場内の設備
・天気
・最寄りのスーパー
・持っていく道具のスタメン発表
この5つを事前に確認して準備しておけば大抵の場合うまくいきます。
キャンプ場の場所
キャンプ場の予約を済ませてワクワクの有頂天になっていると意外と見落としがちなのがキャンプ場の場所です。
当日ナビに入れてみると意外と遠かったり、山の奥のわかりづらいところだったりということも結構あります。
大晦日にキャンプに行った時ですが、前日の飲み会の影響で二日酔いになって昼過ぎに目覚めました。
そのままダラダラしながら行くか行かないかを迷っていましたが15時頃にようやく出発する決心がつきました。
しかし大分ということだけを頭に入れていたんですが、いざナビに住所を入れてみると高速を使っても4時間近くかかる宮崎寄りのギリギリ大分みたいな場所でした。
一瞬で心が折れそうになりましたが、せっかく準備したしとそのまま出発しましたが結局19時頃の到着になってしまい暗闇の中でテント設営をするというトホホな大晦日になった思い出があります。
原因の大部分が二日酔いということを差し引いても遅くとも前日にはしっかりと場所を把握しておけばもう少し早く出発するか諦めるかの判断ができたと思います。
こういうことがないように事前にキャンプ場の場所をしっかりと確認しておきましょう。
あとキャンプ当日に思う存分飲めるように前日の深酒はやめときましょう。
キャンプ場内の設備
キャンプ場内の設備に関しても事前にしっかりとチェックしておきましょう。
炊事場、トイレ、シャワー室などHPの写真や案内をしっかりと見てきれいかどうかを確認して汚そうであればそれなりの覚悟を持ってキャンプ場入りしましょう。
ちなみに僕は別に汚くてもいいのですが、お恥ずかしながらいぼ痔もちなのでトイレに関してだけはウォシュレット付きでなければNGという悲しい星のもとに生まれています。
いぼ痔のためにもトイレの確認だけは絶対に怠らないように心がけています。
天気
キャンプは外の行事なので天気は最大限に注意しましょう。
キャンプ場によっては天候不良でもキャンセル料がかかったりしますので、週間天気予報で確認して怪しいようであればキャンセル料がかからないうちにキャンセルしましょう。
その場合は雨が降らない地域まで遠征するのもまた一興です。
時間帯によっては雨が降ったりすることもあるので当日が近づけば1時間ごとの天気予報で当日の雲行きの流れを確認しておくことをおすすめします。
キャンプ中に雨が降ったことがありますが、思っている以上にテンションが下がりますので、できれば一日中からっと晴れている日に行きましょう。
晴れないと星空も見れませんしね!
最寄りのスーパーをチェック
キャンプ場近くで買い出しをするためのスーパーや道の駅なども事前に確認しておきましょう。
事前に確認していないと気づけば山道で買い出しできるようなところがないという状況に陥りがちになります。
キャンプを始めたての頃、買い出しのことをすっかりと忘れてしまってキャンプ場に続く山道に入ってしまいました。
調べてみると大型のスーパーは結構な距離を引き返さないといけなかったんですが、1件だけA-coopを見つけました。
安心して行ってみたものの、目の前に現れたのは田舎によくありがちのちいさなコンビニ風商店みないな建物。
アヒージョを作ろうと目論んでいたんですが、あろうことかニンニクがないという緊急事態に陥りました。
その他、野菜や肉類もなんともぱっとしないものばかりで少しげんなりした思い出です。
もちろんA-coopさんには罪はないし、むしろ山道で食材を仕入れられたのは感謝しているし、事前チェックを怠った己の責任であることはしっかりと理解できているつもりでしたがやっぱり万全の状態でなければキャンプを最大限に楽しむことはできませんでした。
それ以降僕はキャンプ場近くのスーパーをGoogleマップで探して印をつけるようにしました。
キャンプ場にも印をつけておけば位置関係が即座にわかって便利です。
持っていく道具のスタメン発表
何事においても準備の時間が1番楽しいのかもしれません。
特に道具を準備する時間は格別の時間です。
僕はキャンプ場のロケーションや天気などに合わせて道具をチョイスしてできるだけコンパクトになるよう努めています。
この時のスタメン選びが楽しいひとときです。
道具に関しては忘れることがあろうもんなら当日かなりテンションが下がります。
事前にしっかりと必要なものをまとめてバックに詰めておきましょう。
キャンプの心構え②人様に迷惑をかけない
キャンプに行く際の心構え、2つ目は人様に迷惑をかけないということです。
キャンプは気分が良くなるしテンションも上がります。
しかしそのせいで他人に迷惑をかけるなど言語道断です。
最近SNSでゴミが放置されたままになった状態のひどい写真などが拡散されているのをよく見かけます。
あとソロキャン女性を狙ったナンパとか。
テンションが上がってなんとなくなんでもやっていいような錯覚に陥ってしまう気持ちは少しわかりますが、キャンプ場の管理人の方や周りの他の利用客に迷惑をかけていい道理は1ミリもありません。
自分だけよければそれでいいとう考えは諸悪の根源です。
キャンプ以外のことに関してもそういった周りの人への配慮がかけた投稿などは僕は好きではありません。
今回の記事には関係ないけど少し前に話題になった醤油ぺろぺろとかもってのほか。
何も面白くないしただただ不衛生で迷惑で気持ちが悪い。
やるんなら腹よじれるくらい面白い動画にせんかい!というかするな!家でやれ!
と、僕は思っています。
話を戻しますが、他人に迷惑をかけないというのは当たり前のことです。
ゴミの処理や音楽の音量など周りの人に迷惑にならないように心がけましょう。
ちなみに以前キャンプに行った際、朝方に隣の集団が音楽を結構な音量で流していて目が覚めたんですがしばらくしておじさんに注意されていました。
音量は下がったのでそのおじさまに感謝しながら二度寝したんですが、図らずも周囲の人に迷惑をかけることだってあると思います。
もし気をつけているつもりでも注意された時は己の配慮がまだまだ欠けていた点を認めその集団のように素直に聞き入れましょう。
過ちを認めることは成長への近道です。
素直だったあの集団はきっとあのキャンプを通して成長したことでしょう。
キャンプの心構え③キャンプの流儀は人それぞれ
キャンパーの心構え3つ目はキャンプの流儀についてです。
キャンプは自由です。
どこへ行くのも何を持っていくのも、何を食べても飲んでもとにかく自由です。
それゆえにキャンプに正解というのはないのです。
正解は人それぞれ。
初心者であれば道具は何が必要になるかなどはネットで調べたり先輩キャンパーに聞いたりすると思います。
人類とはみな教えたがりなので「これがキャンプだ!」という感じの答えを教えてくれるのですがその答えはその人にとっての答えです。
もちろんすごく参考にはなるんですけどね。
なので僕は最初のキャンプであれば道具に関しては安いものを買うかレンタルで揃えてしまっていいと思います。
実際に僕は初めてのキャンプの時は椅子や焚き火台などはナフコや中古ショップで安いものを購入して揃えました。
テントに関してはキャンプを教えて頂いた師匠にお借りしました。
最近ではキャンプ場まで道具を届けてくれるレンタル業者などもあるのでとても便利です。
そしてキャンプがどういった感じかを実際に肌で感じてください。
キャンプに行くたびに欲しい道具が生まれます。
僕ももうすでに何回も道具を買い替えています。
僕の場合は軽さとコンパクトさを重視していましたが、そういった道具は設営が少し面倒だったりします。
最近それが億劫になってきて収納性はないけど広げるだけ、折りたたむだけみたいなものに回帰してきています。
こういったことはやっぱり実際に行ってみて使ってみないとわからないので最初から正解を見つけようとせずに徐々にお気に入りの道具を揃えていくのがいいと思います。
それがまた楽しいんです。
キャンプのスタイルも人それぞれです。
おしゃれな空間を楽しむ人、無骨な空間でゆったり過ごす人、適当に設営してとにかく早く焚き火と酒と料理を楽しみたい人。
最後のはもちろん僕です。
人それぞれキャンプの楽しみ方は違うので是非ともこれからキャンプを始めようという方々には自分のキャンプの流儀をじっくりと見つけていって欲しいなと思います。
己のキャンプを見つけること、それがキャンプ道です。
キャンプの心構え④自然を愛で、人を愛で、己を愛でる
4つ目の心構えは自然を愛でること、人を愛でること、そして己を愛でることです。
自然を愛でる
多くのキャンプ場が大自然の中で運営されています。
到着する前の道中から既に木々に囲まれて多分体のどこかにあるマイナスイオンを感知する器官がもりもり元気になります。
やはり山や湖畔など自然を感じる場所は癒されます。
そして僕は宇宙が好きです。
空気の澄んだ冬の雲ひとつない夜に見上げる星空は最高です。
自然を眺めながら焚き火にあてられながら飲む日本酒が格別です。
せっかく大自然の中に身を置いたならそれらを感じながら都会でまとった穢れを浄化してみてください。
前述の通りゴミを散らかすなんてもってのほかです。
目の前に広がる雄大なる大自然を愛でましょう。
さすれば大自然もあなたを愛でてくださるはずです。
人を愛でる
前述の通りキャンプ場には他の利用客もいらっしゃいますのでお互い配慮を忘れずにストレスフルに過ごしたいですね。
キャンプ場の管理人の方は良い人が多い印象です。
やはり毎日自然に触れて生活されている方は僕のように強烈な邪気をまとったりはしないのでしょう。
そんな強烈な邪気を放つ僕にすらにこにこと愛想よく接して頂けることが多いのでついつい話し込みがちになります。
大晦日にソロキャンに出かけた時には広場でカウントダウンぷちコンサートみたいなのをやっていました。
ファミリーばかりだったのでソロの僕は怪しまれないように闇に紛れながら近づいたのですが、キャンプファイアーをみんなで囲んでお兄さんがギターを弾きながら歌を歌っていました。
子供たちも楽しそうでなんだかほっこりです。
そういったキャンプ場での一期一会も大切にしたいところです。
己を愛でる
普段の生活では自分のことを褒めてあげることってなかなかないと思います。
むしろ自分の理想を叶えられなかったり周りの人と比べたりして自信をなくすことの方が多いかもしれません。
しかしキャンプとは自分へのご褒美の時間でもあります。
学校のこと、仕事のこと、普段頑張っていること、今日までちゃんと生きてきたこと、なんでもいいのでキャンプの時くらい自分を褒めてあげましょう。
小学生の時の作文で内容はよく覚えてませんが「自分を褒めたいと思いました」みたいなことを書いた時に、担任の先生が自分を褒められることはすごくいいことだと褒めてくれました。
なんとなくそれを覚えていたので人から褒められることがないような僕でも自分を褒めてあげることはとても得意です。
焚き火を眺めながらぼーっと今までの人生なんかを振り返りながら、今日こうしてキャンプができている自分をちょっとだけでも褒めてあげてください。
そうするととてもポジティブな気持ちになって明日からも頑張ろうと思えます。
キャンプの楽しみ方や心構えのまとめ
人類はみな教えたがりと途中書きましたが、僕も例に漏れずキャンプの心構えなどと称して今回偉そうに講釈をたれさせて頂きました。
人類過ぎてすみません。
でも本当に教えてあげたいんです。
特に初心者の方に。
キャンプの楽しさを。
是非とも実際にキャンプに行ってみて己のキャンプの流儀を見つけて頂きたいです。
特に下調べと事前準備はとても大切なので当日げんなりすることがないようにしっかりと準備をすすめましょう。
そして自然や他の利用客に配慮しつつ、最大限に楽しんでまた明日から頑張っていきましょう!
冬キャンの魅力を熱く語ったこちらの記事もぜひチェックしてください!
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